昨晩、PM22:43分。
僕は24mmレンズを装着したα100を手に持ち、
淀川の堤防の上で、水銀灯の光る阪神高速を見つめていた。
手のひらに跡が残るほどメが粗いコンクリートの堤防。
その上にα100を置く。
そして携帯電話をレンズの下に添えた。角度をつけるためだ。
25秒間の露光。
絞りはF16。
ISOは100。
そしてノーファインダー。
シャッターボタンを押す。
「カシュッ」
ミラーが上る。
頭の中で数を数える。
・・・2、3、4、5,6・・・・・・
少しだけ息が詰まる感じがする。
仕上がりを待つ期待。それなのか?
暗闇の中で「ジー」というα100の電子音だけが微かに耳に入ってくる。
・・・25!
シャッターボタンを離す。
「バシャン」
ミラーが閉じる音がする。
α100のミラー音はうるさい。
でも僕はこの音が好き。
「ジー」
しばらくノイズリダクション処理中の電子音が聞こえる。
僕はまた淀川をぼ〜っと見つめていた。
液晶画面が切り替わった。
プレビューボタンを押す。
そこには青のグラデーションに染まった空と淀川に照らし出された阪神高速の水銀灯のあかりが写っていた。
撮影情報を確認するとシャッタースピードが「31秒」。
僕の数えた秒数は25秒。6秒も少ない。
「俺の数えた時間なんて、いいかげんやなあ〜〜」
苦笑いしながら、僕はα100をたすき掛けにした。
そして街灯に照らし出された銀色の自転車のもとに歩き出した・・・
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僕は日々、片道30分の道のりを自転車で走る。
その中で見る「なんでもない風景」が好きだ。
今日見た風景は明日見る風景とは違う。
新しい発見が毎日ある。
だから写真はやめられない。